経営指導員研修 お金のブロックパズルを活用した分かりやすい財務研修を府中商工会議所様で開催
2026/09/16 05:24:54 セミナー
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経営指導員研修 お金のブロックパズルを活用した分かりやすい財務研修を府中商工会議所様で開催
広島県の府中商工会議所様にて、経営指導員5名の皆様を対象に、
「お金のブロックパズルで利益倍増のサポート」
をテーマとした職員研修を開催しました。
商工会議所・商工会の経営指導員の皆様は、日々、さまざまな事業者から経営相談を受けています。
売上を増やしたい。
利益をもっと残したい。
値上げをしたいけれど不安。
資金繰りを改善したい。
こうした相談に対して、決算書を分析して経営改善策を考えるだけではなく、
「どうすれば事業者に分かりやすく伝えられるのか」
「どうすれば納得感のある改善提案ができるのか」
という力も求められます。
今回の経営指導員研修では、財務の知識を学ぶだけではなく、事業者への経営支援の現場ですぐに使えるよう、演習を多く取り入れた実践形式で行いました。
研修内容は以下の通りです。
・事業の成功のために必要なたった1つの考え方
・和仁達也氏直伝「お金のブロックパズル」のレクチャー
・架空の決算書からお金のブロックパズルを作成
・利益を倍増させる着眼点のレクチャー
・架空のパン屋さんの財務諸表とヒアリング内容から改善提案を作成
・作成した提案に対するフィードバック
・お金のブロックパズルを使った経営改善提案のデモンストレーション
事業の成功のために必要なたった1つの考え方
研修の最初にお伝えしたのは、
「まず、どうなりたいのかを明確にすること」
です。
経営改善を考えるとき、多くの場合、
「何をすればいいのか?」
から考えてしまいます。
しかし、その前に大切なのが、理想の状態を言語化することです。
「売上をいくらにしたいのか」
「利益をどれくらい残したいのか」
「どんな会社、お店にしたいのか」
こうした「どうなりたいのか」が明確になって初めて、
「では、そのために何をすればいいのか?」
を具体的に考えることができます。
現状から積み上げて考えるだけではなく、目標から逆算して考える。
今回の研修では、この考え方を「事業の成功のために必要なたった1つの考え方」として最初にお伝えしました。
これは経営指導においても同じです。
目の前の数字を改善することだけを考えるのではなく、まず事業者が
「どうなりたいのか?」
を一緒に整理する。
そして、その理想の状態から逆算して、
「必要な利益はいくらなのか」
「そのためには、どれくらいの粗利が必要なのか」
「売上はいくら必要なのか」
「では、何を変えていくのか」
と考えていきます。
この後のお金のブロックパズルや利益改善の演習も、すべてこの考え方を土台に進めました。
和仁達也氏直伝「お金のブロックパズル」をレクチャー
続いて、和仁達也氏直伝の「お金のブロックパズル」についてレクチャーしました。
お金のブロックパズルは、
売上
変動費
粗利
人件費
その他固定費
利益
といった会社のお金の流れを、ブロック状に整理して見える化する方法です。
決算書を見慣れていない事業者に、
「売上高が○○円で、売上総利益率が○%で……」
と説明しても、なかなかイメージできない場合があります。
しかし、お金の流れを図にすることで、
「売上のうち、これだけが仕入れなどに出ていく」
「残った粗利から人件費やその他の経費を払っている」
「最後に残るのが利益」
という会社のお金の構造が、視覚的に分かりやすくなります。
財務が苦手な事業者にも、数字を身近に感じてもらいやすいのがお金のブロックパズルの特徴です。
架空の決算書からお金のブロックパズルを作成
説明を聞くだけでは、実際の経営支援ではなかなか使えるようになりません。
そこで今回は、架空の会社の決算書を用意し、参加者の皆様自身にお金のブロックパズルを作っていただきました。
決算書のどの数字を使うのか。
変動費と固定費をどう考えるのか。
利益構造をどのように整理するのか。
実際に手を動かしながら、決算書の数字をお金のブロックパズルへ落とし込んでいきます。
数字だけが並んでいる決算書から、お金の流れを図式化することで、会社の現状も捉えやすくなります。
利益を倍増させるための着眼点を学ぶ
お金のブロックパズルを作ったら、次に考えるのは、
「どうやったら利益を増やすことができるのか?」
です。
利益を増やそうとすると、
「もっと売上を増やしましょう」
という話になりがちです。
しかし、利益を増やす方法は売上アップだけではありません。
例えば、
・客数を増やす
・客単価を上げる
・購入頻度、リピートを増やす
・変動費を下げる
・生産性を高める
・その他の固定費を見直す
・不要な投資を減らす
など、さまざまな着眼点があります。
今回の財務研修では、お金のブロックパズルと合わせて、利益を倍増させるためにどこに着目すればよいのかを解説しました。
架空のパン屋さんを題材に経営改善提案
研修後半では、さらに実践的な経営指導の演習を行いました。
題材は、架空のパン屋さんです。
パン屋さんの財務諸表だけではなく、経営者からヒアリングしたという設定で、経営状況や悩みなどの情報も用意しました。
参加者の皆様には、それらの情報をもとに、
「このパン屋さんは、どこに課題があるのか」
「利益を増やすためには、何を変えればいいのか」
「自分が経営指導員だったら、経営者にどんな提案をするのか」
を考えていただきました。
財務分析だけをするのではなく、実際の事業者支援を想定して改善提案まで作る演習です。
そして最後に、それぞれの提案について私からフィードバックを行いました。
同じ提案でも、お金のブロックパズルを使うと伝わり方が変わる
今回の研修で、ぜひ体感していただきたかったことがあります。
それは、
「同じ提案内容でも、伝え方によって事業者の腹落ち度は大きく変わる」
ということです。
例えば、
「客単価を上げましょう」
「値上げをしましょう」
「この経費を削減しましょう」
と改善策だけを伝えることもできます。
しかし、それだけでは事業者からすると、
「本当にそれで良くなるの?」
「値上げしてお客様が減ったらどうするの?」
「そこまでやる必要があるの?」
という疑問が残ることがあります。
そこで研修の最後には、私からお金のブロックパズルを使った経営改善提案のデモンストレーションを行いました。
現在のお金の流れを見える化し、
「現在はこれだけの利益が残っています」
「理想として、これだけ利益を残したい」
「そのためには、あとこれだけ粗利を増やす必要があります」
「では、そのために客単価をこれくらい上げたらどうなるでしょうか」
というように、数字を一緒に確認しながら提案していきます。
同じ「値上げをする」という提案でも、
なぜ必要なのか。
どのくらい必要なのか。
実行すると数字がどう変わるのか。
まで見えることで、事業者の納得感は大きく変わります。
お金のブロックパズルは、単に財務を分析するためだけではなく、事業者とのコミュニケーションにも活用できるツールです。
受講された経営指導員の皆様からいただいたご感想
研修終了後、参加された皆様から感想をいただきました。
以下、いただいた内容を全文掲載させていただきます。
H.N様
「経営者がやってみようと思わせることがポイントかな」
A様
「事業者本人に、事業の現状を分かりやすく、図式化して伝える、手軽にできる手法を学ぶことができた。事業者にやってみようと思ってもらえる説明の仕方が良く分かった。」
お名前未記入
「自分自身が決算書を読む力をしっかりつけていかなければならないと反省したとともに、経営に課題を抱える事業者にブロックパズルで説明することにより納得してもらいやすいと思うので、使ってみたいと思いました。」
Y様
「経営指導をする時に、相手をいかにやる気にさせるかが大切だと感じました。ブロックパズルを使うことによって、「それくらいならやってみられるかな」とか「値上げをしても大丈夫」だと思ってもらえるツールとして役立てていきたいと感じました。」
K様
「「お金のブロックパズル」を用いて利益構造や「返済分岐点売上」をわかりやすく視覚化して、指導できるようもう少し練習してみようと思います。
また、現状の延長ではなく「いくら残したいか」という理想のゴールから逆算して、売上・粗利・固定費のどのブロックを動かすべきかを明確にした、納得感のある数値目標を伴走しながら導き出せるように頑張ります。」
「分かりやすい財務研修」を経営指導員研修に
株式会社中尾経営では、商工会議所・商工会などの支援機関向けに、経営指導員研修・財務研修・経営改善研修を行っています。
今回の研修で大切にしたのは、
「財務の知識を増やして終わりにしない」
ということです。
決算書を読めるようになる。
お金のブロックパズルを作れるようになる。
利益改善のポイントが分かる。
そして、その知識を使って、
「事業者にどう提案するのか」
まで実践していただく。
経営指導員の皆様が、研修翌日から事業者支援の現場で活用できることを意識して研修を組み立てています。
特に、
「経営指導員向けの研修テーマを探している」
「若手経営指導員に財務を分かりやすく教えたい」
「決算書の読み方だけではなく、実際の経営支援につながる財務研修をしたい」
「事業者への提案力を高めたい」
「事業者に数字を分かりやすく説明できるようになってほしい」
「伴走支援に活用できる実践的な研修を探している」
という商工会議所・商工会の皆様には、お役に立てる内容だと思います。
経営指導員研修、財務研修、お金のブロックパズルを活用した研修をご検討の際は、お気軽に株式会社中尾経営までお問い合わせください。

