食品価格が上がっている今だからこそ、新規開拓のチャンスが転がっている
2025/06/23 05:50:33 値上げ・価格転嫁
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食品価格が上がっている今だからこそ、新規開拓のチャンスが転がっている
最近、食品メーカーの営業と話をしていると、こんな声をよく聞きます。
「また仕入れ価格が上がった…」
「原材料費の話ばかりで、提案がしづらい…」
「お客さんも厳しい顔をしていて、営業しにくい…」
確かに、ここ数年の食品業界は厳しい状況が続いています。
小麦粉、油、卵、肉、乳製品、調味料…あらゆるものが上がっている。
しかも“いつまで続くかわからない"という不透明感もある。
でも、こんなときだからこそ、営業として結果を出す人は結果を出しています。
なぜか?
「困っているときに現れた営業」は強い
食品価格が高騰している今、お客様(外食チェーン、給食、惣菜、食品小売など)は何に困っているか?
・仕入れコストが上がって利益が出ない
・既存取引先が強気で融通が利かない
・でも品質は落とせない、妥協もしたくない
そんな“板挟み状態"で悩んでいます。
ということは、今は提案のチャンス!
特に、以下のような一言をきっかけに、商談に入れている営業マンが増えています。
実際に使われているトーク例
「最近、〇〇(例:卵、油など)の価格が上がってますよね。御社ではどう対応されていますか?」
「同じ悩みを持たれていたお客様が、当社の〇〇に切り替えて、原価率を抑えられました」
「まずは小ロットで、テスト導入からいかがでしょうか?」
この“ちょっとした一言"が、今の時代はすごく効く。
なぜなら、お客様自身が今の仕入れや体制に不安や不満を感じているからです。
高騰はネガティブ。でも、動く理由にはなる
お客様は、基本的には「今のままでいきたい」と思っています。
でも、それでも変えざるを得ない瞬間があります。
それが、価格の高騰です。
仕入れ先を見直す、別の商品を検討する、少しでも利益が出るように工夫する。
まさに「動きやすいタイミング」なのです。
今、営業のチャンス!
この状況を「やりにくい」と捉えるのか、
「動くタイミング」と捉えるのかで、半年後の結果は大きく変わります。
やることはシンプルです。
顧客の“今の困りごと"を聞く
自社商品の中で、それを少しでも解決できるものを探す
小さく、早く、試してもらう
完璧な提案じゃなくていい。
お客様の「今」に、ほんの少し寄り添えばいい。
最後に
価格が上がる。仕入れ先が悩む。
それは営業にとって、“扉が開きやすくなっている"ということでもあります。
提案の入口は広がっている。
でも、そこに入っていけるかどうかは、「今、動けるか」にかかっている。
いま一度、自社商品の強みを見直して、
「誰のどんな困りごとを解決できるのか?」を言語化してみてください。
それができれば、どんな時代でも、営業は勝てます。